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今朝は、おしゃれなイギリスの帽子を被られた旦那様と、カラフルなアメリカのカーディガンをお召しの奥様が、うちの主力ブランドのお洋服をまとめて7点もお求めくださいました☆

私も店では代表として、そちらのメーカーのジャケットとスカートを毎日着用させて戴いているので、その喜びは一入でした。

そのご婦人は、入店してからこれまで応対させて戴いたどんなお客様よりも嬉しそうなご様子で、次々とアイテムを鏡の前で合わせていらっしゃったので、もっと喜んで戴けるような提案をしたいという思いが心からわき上がり、傍でお手伝いをさせて戴きました。...

旦那様は終始照れくさそうに離れたところから見守っておいででしたが、

「ハイ、ありがとう。」

と、最後にはその溢れだしそうな袋を、自ら手を差し出して受けとって下さいました。

袋を手に提げ、「良かったな・・」と、にこやかに奥様に語りかけていらっしゃる姿が本当に紳士的で、こちらまで幸せな気持ちになりました。


お二人の後ろ姿はいつまでも忘れないでいようと思います。























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今月は誕生日に体調を崩したり、高かったピアスや時計を失くしたりと、プライベートでは散々な事ばかりでしたが、4年に1度しか訪れない今日、この日・・とても嬉しい事を耳にしました。

なんと、社員の方が今月のMVPに私を推薦して下さるそうなのです☆★

良いおもてなしを沢山し、リピーターの方がいらっしゃったり、
感謝の言葉を戴いたりした時などに評価されるようで、
3回推薦されると、なんとドイツを始めとするヨーロッパ研修に行くことができるのです!

入店した頃は、素敵な推薦文の横に映し出された先輩社員さんが、賞状をもって大きな笑顔で
バックヤードの一番高い所に貼りだされているのを見上げて、

「まだ、手が届かないな・・でも、きっといつかは・・」

と、思っていた賞をようやく戴けることになりました。

今月は確かに、ここぞという時に高額品が奇跡的に数点売れるという事が続き、
店舗の売上にも大きく貢献できました。閑散とした日も多かった中、個人累計では180万近くまで
売れ、苦手だったブランドのバッグも何度か売れるようになって自信がつきました。

心の中のミランダとアンディーに助けられたのかもしれません(笑)

中でも印象的だったのは、バッグ、財布、ネックレス、そしてヘアアクセサリーと、合計7万円分も
お買い上げ下さった女性達。

そして、別の日には何気ない小さな飾りの時計だけれども、とても大喜びしておみやげに
買って行かれた中国の女性達。いずれも親子連れで、お母様が特に幸せそうでした。
まだ拙い中国語ですが、少しでも話せるとやっぱり嬉しいみたいで、
グループで来た他の方たちもニコニコしながら「じゃあ、私も!」と、買って行って下さいました。

あとは「会社の送別会で配る物を探している」という男性に、イタリア製のキーホルダーをご紹介
したところ、15点まとめてお買い上げ下さったケースもあり、こちらも大きな自信に繋がりました。

調子が出なかったりして、うまくいかないと葛藤することもある中、それでも状況をなんとかしようと
良い結果を心から念じながら動いてきた事が、ようやく小さな実を結びました。

来月は年度末。棚卸しもあり、何かと忙しい時期に入ります。

今年も幸せな気持ちで桜を眺められるよう、悔いのない一日一日を過ごしていきたいと思います。


















みなさん、ごぶさたしております。

最近はブログに思いを綴る事がワンシーズンに1回ぐらいのペースになってきましたが、書きたい時に書きたいだけ書くスタンスで楽しく続けていきたいと思います。^^

すっかり寒くなってきましたね・・夏の開放的なオシャレも好きですが、冬は色々なアイテムを重ね合わせることができるので、それもまた楽しみの一つだと思います。

私自身は今までファッションについて何も勉強したことはありませんでしたが、今働いている店では欧米や中東から入ってきているアクセサリーやバッグ、時計、それに日本の工房で手作りされた帽子や皮小物など、ありとあらゆるアイテムがあり、この仕事のおかげでプライベートでのコーディネートも以前より、ときめきを感じるものになってきました。

2~3ヶ月にいっぺん、自分の店で「ずっと欲しかったアイテム」を手に入れることが、売場での成長を実感させてくれる一つの指標のようになっています。素敵なアイテムは、素敵な人を呼び込んでくれますし、このアイテムが似合う自分でいようと思えたりします。RPGの勇者が小さな防具から、段々丈夫でクールな鎧や装飾品を装備していくように、私も様々な種類の色や形のアクセサリーを少しずつ増やしていけたらいいなと思います。(^^*)

今は、入店の記念に買った白い天然石のイヤリングとネックレスを身につけて、毎日売場に立っています。お客様からは「素敵なネックレスね」とか、「そのイヤリングかわいいわね」と、うれしいお言葉を戴いていて、それがそのブランドの注目度を高めることにもなり、お客様が楽しそうに商品を選んでいる姿を見ると、喜びが何倍にもなっていきます。

さて、今日は10月25日。今からちょうど2ヶ月後はクリスマスですね。

私がこの会社に配属が決まったのも、1年前のクリスマスシーズンでした。

半年ほどドイツ雑貨の店で修行したのち、今のインポートギフトの店で働かせていただくことになり、先日ご紹介した先輩のいるドイツ雑貨の店には月に2度ヘルプに入ったりしています。

「1度に2つの制服をもつ」というのも初めての経験ですが、どちらの店の雰囲気も自分に合っていて、ちょっと厳しいことを言われても、すぐに次の対策を考えて翌日にはまた笑顔でよいパフォーマンスをできる自分になりつつあるので、ほどよい緊張感と、洗練された先輩方の中で、毎日とても心地よく働くことができています。

年配のお母さんとお嬢さんの親子連れであったり、気ままな一人旅を楽しむ若い女性だったり、あるいは出張帰りに奥さんへのプレゼントを探していらっしゃる旦那様だったり、国内外から様々な方がいらしています。

10ヶ月この仕事に携わって「少し質問に対する何気ない言葉から相手のバッググランドを読み取っていく」という力がつきました。

相手がその商品を手にとった時、どんなことを考えながらそれを見ているのかを、その表情や動きから感じ取り、必要としているであろう情報をさりげなく伝えていくことから、その方との会話が始まります。

朝の開店直後は、たいていアクセサリーの棚を掃除していることが多い私ですが、入店されたお客様を「いらっしゃいませ」とお迎えした時に、まずどの棚を見ていらっしゃるか、何に興味をもっていらっしゃるかを少し離れたところから見て、その方にとってちょうどいいタイミングのお声がけを心がけています。

今朝も帽子をかぶって鏡をみながら相談しているお母様とお嬢様がいらっしゃいました。

しばらく様子をみていると、お母様は一度その棚を離れたのですが、お嬢様はずっとその棚を興味深そうに眺めていらっしゃったので、掃除のために広げていた商品を手早く元に戻して、そちらの棚の方へ行き、「こちらの帽子はSサイズとMサイズがあるんですよ」と、お伝えすると、「やっぱりそうなんですね。お母さーん、Mサイズもあるんだって!」と、お二人で耳を傾けて下さるようになりました。

最初は、娘さんがお母様に「もうすぐ誕生日なのでプレゼントしようかと思って」とおっしゃっていたのですが、お母様は「素敵だけど、私は普段帽子はかぶらないから・・」と、おっしゃったので、同時にお嬢様に似合いそうな帽子をすぐに見つけて、さりげなくご提案をしながら、この帽子にしかない様々な機能や素材の特徴をお伝えすると、冬の暖かな素材のピンク色の帽子をかぶってご覧になり、「私の方がなんだか気に入っちゃった★」と、お買い上げ下さることになりました。

すると、お母様は隣の棚にあったフランス製の黒いバッグを手にとってご覧になっていたので

「こちらのバッグは、フランスが重要文化財として認定している生地を使って、ひとつひとつ手織りで作られています。このロゴはその手織りの作業をしているところなんですよ^^」

と、ご紹介すると、大変ご興味をもってくださり、他のデザインと見比べ始めました。

「こちらの写真のように、その土地の風景にしかない色をイメージして、丁寧に織り込まれていますね」

と、続けると、

「本当ねぇ・・綺麗だわ。この黒いのも好みだけど、せっかくだからこちらのグリーンのにしようかしら・・」

と、高い方の鞄を選んで下さいました。

お二人の好みに合う提案ができ、それぞれをお買い求め下さり、喜んでいただける時は何よりも嬉しく、この場所で働くことができて本当に良かったなと思える瞬間でもあります。

「遠くに住んでるけど、このお店は素敵だからまた来るわね」

と、お二人で嬉しそうに買ったばかりの袋を手に店を後にされる姿を、お見送りし、祈りを込めながら頭を下げる瞬間が、最高に幸せです。

今年のクリスマスも、そんな日本全国のご家族に幸せな時間を味わっていただくお手伝いができればと心から願っています。














 

接客・販売じたいは、書店員の頃から6年も経験していることだったので、POSレジの操作などは特に問題なくできました。

これまでと違う一番大きな事は、自らお客様にお声がけをして、商品の特徴を知っていただき、お客様のニーズに合った提案をしていくということでした。

私は服屋などで店員に話しかけられるのが、あまり好きではなかったので「お客様も、もしかしたらあまり話しかけられたくないんじゃないか」と、思ってしまい、最初は思い切って声をかけるまでに少し時間がかかりました。


先輩にそういった事を正直に打ち明け、どういうタイミングで話しかけるのが良いかなどを伺ってみることにしました。 すると、

「私も実はこれまで事務しかやったことがなくて、最初は凄く緊張したんですよ。」

と、自らの体験を話して下さいました。

「でも、それではいつまで経ってもずっと緊張したままですし、何も売ることができないので、私はまず一旦、呼吸を落ち着けてから話しかけるようにして徐々に慣れていきました。

確かに、あまり話しかけられたくない方も中にはいらっしゃいますが、そういう方よりは圧倒的に、店員とコミュニケーションをとりながら、おみやげやプレゼントを選んだりなさりたい方の方が多いので、まずはもっとポジティブに考えてみてください。

そして、お客様が商品を手にとった時は、会話のきっかけが生まれやすいので、「かわいいですよね」など、商品の見た目などから、互いに共感できそうな簡単な一言と、サリーさんのその笑顔があれば、ちゃんと心を開いて下さいますよ。」

と、勇気のでるアドバイスを戴きました。

その日から少しずつ、私は声かけのタイミングをつかめるようになりました。

やや人見知りで、初対面の人と会話をうまく繋げられないという悩みもありましたが、先輩の話し方を参考にしながら少しずつ、話題を膨らませられるようになっていきました。
とある派遣会社に登録し、担当者の方からも

「マネージャーはとても厳しい女性です」

と、うかがっていました。面接の直前にそんな事を聞かされ

いつになく緊張してしまった私ですが

ドイツに本店のある、そのお店のホームページを前日に見ておき

創設者がどんな思いでそのお店を立ち上げるに至ったか

そのヒストリーを読んで純粋に感動した事を

ありのままお伝えし、志望動機や入店してからの目標にしてお伝えすると

それまでクールで笑うことのなかったマネージャーの顔つきも変わりました。

面接が終わって別室で待たされ

その10分後には担当の方から「採用」のお返事を戴くことができました。

かくして私は2010年12月13日

旅好きなら誰もが足を運ぶ、憧れの舞台へと進んでいったのでした。
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Me
HN:
沙り
年齢:
42
HP:
性別:
女性
誕生日:
1982/02/14
職業:
セレクトショップスタッフ
趣味:
ジョギング・写真      伝統芸能・祭・旅
自己紹介:
生後3ヶ月の頃
母に抱かれながら
生まれた喜びを
懸命に伝えようとする声

我が家で大切に
保管されている
カセットテープには
そんな私の
「言葉」と「人」への
純粋な思いが
残されています

交換留学先の
オーストラリア

高校演劇の稽古場と
体育館の舞台

留学生たちと語り合った
外語学院のカフェテリア

母国語とは何かを
教えてくれた
日本語教師養成学校

身を削りながら
学費を稼ぎ出した
グランドホテル

20代を語る
全ての背景となった
駅前の洋書売場

大好きな隅田川の
ずっと先にあった
浅草のゲストハウス

そして

旅人達のターミナル・・


気がつくと
その学び舎で得た事は
すべて
外国の方々の笑顔に
繋がっていました

日本語を学びたいと
心から願う人たちの為に
どんな形でも
教える場を設け
共に学んで行く事が
私の夢です

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