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え~、私、寒さ対策には人一倍気をつけているつもりだったのですが、年末の殺人的な忙しさには勝てずとうとう風邪でダウン・・ウィルスと共に年を越し、あまり実感のないまま2008年が明けてしまいました。

職場ではさまざまな変化に対応するのが大変だった一年。
自然と今の自分よりもうんと高い所にハードルを設定してしまい、プライベートよりも仕事の方に多くのエネルギーを傾けていました。苦しかったのは確かですが、それでもなんとか理想を実現しようとする中で、
本来の自分に気づけた年でもあったので、思い残すことはありません。

今年は「どちらもバランスよく」を意識してやっていきたいです。

風邪で新年早々一週間も寝込んでしまいましたが、ようやく症状が落ち着いてきて、
今朝は大好きなNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」を見ていました。

不器用で、いつも後ろ向きで、何をやっても途中で投げ出してしまい、いつも自分は主役にはなれないと諦めながら生きてきた主人公・喜代美が、変わりたいと福井の実家を飛び出し、やってきた大阪の町でひょんなことから女将さんの死をきっかけに高座に上がれなくなってしまった落語家・徒然亭草若の家に迷い込み、バラバラになった弟子達を呼び集めて一門を再結成しようと奔走します。

そしていろんな挫折を味わいながらも、落語を愛してやまない兄弟子たちの生き様を
自身も幼い頃、祖父が聞いていた落語に生きる力を与えられ、
共に師匠の落語を受け継いでゆこうと決意し、成長していく女の子のお話です。

「内弟子修行中は恋愛禁止や」といわれ、ひたすらに兄弟子・草々への思いを胸にしまいながら、
稽古に打ち込んできたのですが、年季が明け、いよいよ二人が結婚。
ところがおかしな登場人物たちが次々と自分勝手な言動で花嫁気分を台無しにし、
しまいには大騒ぎ。

「やっぱり自分は主役にはなれないんや・・」

と、縁側に白無垢姿で佇みながら落ち込んでいる娘をみつけて、そばによってきた母親が

「喜代美・・ここにおる人らぁの顔をみてみ。
こんだけの人らぁが正月早々あんたらぁの結婚式にかけつけてくれたんやでぇ。
みなさんに感謝しぃ。そして誇りに思い。こんなにえぇ人らぁに囲まれて。草々さんみたいなええ人と人生の門出を迎えられる。それはあんたが一生懸命生きてきた証なんやで。 おめでとう・・おめでとう、喜代美。」

と、かけたこの言葉になんとなく私も元気づけられてしまいました。

今まで過去の辛い記憶が足かせになって、なんとなく自分の力を発揮しきれずにいましたが、
それでも一日一日を懸命に生きていれば、いつかは自分もそんな温かな日が迎えられるかもしれない・・
そんな風に思いました。

そのあとNHKのニュースが始まり、富士山から上る初日の出の映像をみました。
それから別のチャンネルで旅番組をやっていてボラボラ島の美しい海の景色に心が癒され、
ようやく新しい年を迎えられたなという実感がわきました。

ゆったりとした時の流れ、いやなこと、難しいことは何も考えなくて良い・・
今の私が一番ほしいものがそこにありました。

これから私が大切にしていきたいことは「解放」です。
英語の辞書を引くと、そこには「SET FREE」と書いてありました。
これらは今、自分の心の軸となっている言葉です。

過去の苦しい思いからの解放。失敗への恐怖心からの解放。忙しさやストレスからの解放。
そして未来に向かって自由に創造し、自分自身を大空へ解き放つ・・そんな意味が込められています。

「ちりとてちん」が好きになった理由のひとつに塗り箸職人であった亡き祖父のセリフがあります。
若狭塗り箸の模様となっている貝殻や木の葉などで、これらを砕いたものをちりばめて、塗り重ね、
研いでいくのだという作り方を子供の頃の喜代美に説明する場面で、

「研いで出てくるのは、塗り重ねたもんだけや。
一生懸命生きてさえおったら、悩んだことも、落ち込んだことも、
綺麗な模様になってでてくる。」

この言葉を最初に聞いたときは涙がでそうでした。

両親の反対を押し切って実家を飛び出すときの喜代美が
「私、研いでも、研いでも、後悔ばっかりでてくるお箸になりたくない」といった言葉も
今の自分の気持ちと重なる部分がありました。

いろんな占いをみていても、私は去年までが困難で、今年から運勢が開けてくるのだそうです。
世界の言葉への興味や、留学生たちと過ごす時間を大切にしていたあの頃の自分を思い出して、
一日一日自分の力を伸ばしていけたらいいなと思います。

あ、そうそう今朝はこんな夢をみました。

農園で農場のおじさんと葡萄を食べている夢でした。それは甘くて味が深くてとてもおいしいものでした。
私はその味の感想を一生懸命、英語で説明していました。

果物の夢は「努力が実る」いう意味があるそうです。
甘いものを食べるのは「運気が上向いていて、幸運が訪れる」という暗示です。

風邪が治ると同時に、ようやく私の2008年は5日遅れで幕を明けたようです。

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快気祝い
今晩は。

風邪治って良かったですね。先日はムリさせちゃってごめんなさい。とっても助かりました。

2008年もきっと忙しい年になりそうですが、皆で力をあわせてがんばりましょう。

占いも今年から運気上昇みたいで、ラッキーですね。きっとサリーさんにとって良い年になると思いますよ!
ごみつ 2008/01/05(Sat)20:31 編集
ごみつさんへ☆
こちらこそどうもすみません!
占い通りにいってくれればいいんですけどねー。
努力するしかないですねー。
しかしあの親方のことだかんなー、いきなり何言い出すかわがったもんじゃねぇべさ。
おらぁ、また体壊しちまうかもしれねぇな・・
いきなり入院なんてことさなってまったらどうすべかな・・あぁ、まいった・・
沙り 2008/01/06 21:05
夢解析
実は私、以前知人のホームページで自分の見た夢の鑑定をしていただいたところ、これが非常に当たってまして、以来夢解析に興味をもつようになりました。

夢に出てくる物は物体そのものの意味だけでなく、
それらが出来事や気分などの象徴となって現れるため、非常に奥が深いのです。

たとえば私が見た初夢では「果実」や「甘い」や「食べる」というキーワードが出てきましたが、たとえば食べるというのは「自分の中に取り込む事や、何かを求めていることの象徴」として現れます。

「甘い」はうれしいことやいいこと。
「果実」は努力が実ること、機が熟すこと等・・。

私がもっている不二龍彦著『夢占い大事典』のなかでは依頼者からの便りとしてこんな例が紹介されています。

「日暮れに、ある知人から小包が届いた。開けてみると大きな鯛だったが頭がない。とりあえずそばにしてあった桶に逆さまにして立てかけた。"メデタイ"といわれる魚なのにどうして頭がないんだろうと思いながら目が覚めた。それから数日後、夫が地下鉄の会談から落ちて頭蓋骨を骨折するという大事故にあった。」

ちょっと怖いですが、この中に出てくるキーワード
解説を抜粋します・・

【日暮れ】太陽が没して夜に向かうという「衰退」のイメージ

【鯛】めでたい出来事の一般的な象徴。ただし、この場合は頭がないので凶兆としての意味に変わる。

【逆さ】転地が逆転することの普遍的なイメージ。

といった具合です。そのキーワードがどのような風に出てきたかも、夢解釈のポイントになっています。

ただし、例えば自分が死ぬ夢をみたから、といってそれが必ずしも不幸を意味するとは限らないのです。夢の中に出てくる「死」は、これまでの自分を脱し、生まれ変わろうとする意味の象徴なので、
これから流れが良い方向に切り替わっていく・・という事も考えられるわけです。

不二さんの本は夢解釈のポイントの他にきちんと
あいうえお順に「夢にでてくるもの」と意味が
吉夢の場合、凶夢の場合、混在する場合・・などケースによって丁寧に解説されています。

もっと簡単に意味だけ知りたい人はこのホームページがおすすめです。

【夢占い 夢ココロ占い】
http://yume-uranai.jp/

中でもキーワード検索は私もよく使っています。気になる夢を見たときには、気軽にのぞいてみてください☆「あぁ~なるほどね!」と思うことがいっぱいあります♪
さり 2008/01/06(Sun)21:01 編集
追伸
URLはクリックできないので、アドレスバーにコピペしてください。
m(_ _)m
沙り 2008/01/06 21:15
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Me
HN:
沙り
年齢:
42
HP:
性別:
女性
誕生日:
1982/02/14
職業:
セレクトショップスタッフ
趣味:
ジョギング・写真      伝統芸能・祭・旅
自己紹介:
生後3ヶ月の頃
母に抱かれながら
生まれた喜びを
懸命に伝えようとする声

我が家で大切に
保管されている
カセットテープには
そんな私の
「言葉」と「人」への
純粋な思いが
残されています

交換留学先の
オーストラリア

高校演劇の稽古場と
体育館の舞台

留学生たちと語り合った
外語学院のカフェテリア

母国語とは何かを
教えてくれた
日本語教師養成学校

身を削りながら
学費を稼ぎ出した
グランドホテル

20代を語る
全ての背景となった
駅前の洋書売場

大好きな隅田川の
ずっと先にあった
浅草のゲストハウス

そして

旅人達のターミナル・・


気がつくと
その学び舎で得た事は
すべて
外国の方々の笑顔に
繋がっていました

日本語を学びたいと
心から願う人たちの為に
どんな形でも
教える場を設け
共に学んで行く事が
私の夢です

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