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すっかり秋を通り越して、冬の足音が聞こえてきましたね。
この頃はずいぶんと冷え込んでいますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私の方は相変わらず忙しい日々を送っております。

6月末に入社して、早くも5ヶ月が経とうとしています。
始めの約1ヶ月は浅草から少し離れたところでトレーニングの日々でした。
130ものベッドが完備されているその支店では、沢山の印象的な出会いがありました。

IMG_0041.JPG広いリビングのある支店では、お昼などの空きの時間や、掃除後の部屋をチェックする時間に、色んな国の人と話すチャンスがありました。掃除を手伝ってくれるヘルプスタッフの人も多種多様で、オーストラリアに、フランス、果てはエストニアなどこれまで馴染みのなかった国の人とも、交流を深めることができました。




IMG_0044.JPGこれはポエムを書くのが好きなフランス人のヘルプスタッフさんが、アメリカから来たゲストから、ムエタイに似た格闘技の型の手ほどきを受けているところです。

武道好きだけあって、なんだか格好も様になってますね^^

ちなみに奥のアメリカ人とはこの前キッチンで初めて話をしました。
なんだか慣れた手つきで、ゆであがった日本蕎麦をざるにあけて、
さっと水で冷ましていました。



たいしたもんだな・・と、感心するやいなや、上の戸棚からブルドッグソースの大瓶を手に取ったかと思ったら、 どんぶりに盛りつけた蕎麦の上からどぶどぶと、かけ始めたのです!!

「・・・・え~~っ?なんで?・・・めんつゆは?・・だって私達はふだんこういう風には食べないよ?」

と、慌てて声をかけると、

「あ、そうなの?でも、オレいつもこうやって食べてるよ?けっこうおいしいんだぜ。」

と、日本人の意見にはおかまいなしの様子。

その瞬間、"カルチャーショック"という茶色いどろっとしたマグマが彼の手から、茹でたてのそばの山を流れ落ちていくようでした。そんな不気味な食べ物を、ソファーでテレビを見ながら平然と食べている彼の横顔を見ていた私の目は、きっと三角だったと思います。

その夜、家に帰ってから母にそんな出来事を話すと、「おもしろいじゃない」と、
早速コンビニで買ってきた蕎麦にソースをつけて食べ始めました。

でも、やっぱり見た目がどうもしっくりこない・・

(え~なにコレ~)と思いながら、恐る恐る私も口にしてみると、意外や意外!
けっこうイケるではありませんか!

「なんだろう・・この味。なんか知ってる。あ!わかった!屋台のやきそばだ!」

「そうだね。似てるね。いいじゃない。母さん気に入った。」

「あ~・・・(モグモグ)なるほどねぇ。・・まぁ、ありっちゃ、ありだね・・」

と、二人で頷きましたが、やはり途中でめんつゆに帰りたくなる心情は、やはり同じ日本人でした。

私はこの日、昔の日本人が欧米人を「ソース顔」と表現した、その言葉のルーツを初めてみた気がしました。
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HN:
沙り
年齢:
42
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性別:
女性
誕生日:
1982/02/14
職業:
セレクトショップスタッフ
趣味:
ジョギング・写真      伝統芸能・祭・旅
自己紹介:
生後3ヶ月の頃
母に抱かれながら
生まれた喜びを
懸命に伝えようとする声

我が家で大切に
保管されている
カセットテープには
そんな私の
「言葉」と「人」への
純粋な思いが
残されています

交換留学先の
オーストラリア

高校演劇の稽古場と
体育館の舞台

留学生たちと語り合った
外語学院のカフェテリア

母国語とは何かを
教えてくれた
日本語教師養成学校

身を削りながら
学費を稼ぎ出した
グランドホテル

20代を語る
全ての背景となった
駅前の洋書売場

大好きな隅田川の
ずっと先にあった
浅草のゲストハウス

そして

旅人達のターミナル・・


気がつくと
その学び舎で得た事は
すべて
外国の方々の笑顔に
繋がっていました

日本語を学びたいと
心から願う人たちの為に
どんな形でも
教える場を設け
共に学んで行く事が
私の夢です

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