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職場のメンバーは皆、フレンドリーで穏やかなものの、常に状況が動いているため丁寧に仕事を教える暇はなく、マニュアルも一切なし。

とにかくやってみろというスタイルなので、第一日目はまず説明の速さと、覚える事や作業の多さ、そしてレセプションでいきなり実践!という形に、とってもびっくりしました。

ルームタイプについても特に詳しく説明されたわけではなかったので、ベッドメイキングを手伝ったり、掃除チェックをしたりしながら、自分でちょっとずつ地図を書いて覚えることにしました。

シフトは1番、1.5番、2番、3番というタイムスケジュールがあります。

1番    8:00~17:00
1.5番  9:00~16:00
2番    12:00~21:00
3番    16:00~0:00

私は1.5で1番の人とペアでレセに入ることがほとんどです。

昨日はその先輩が夕方になって「あ~、ビール飲みたい」と、つぶやいたので5時ピタで上がって自転車でカフェにいこうという話になりました。

その先輩によれば、この「論より実践主義」というのは、うちの会社の伝統なのだそうです。
みんなそうやって育てられたんだなと思うと、私も俄然やる気がでてきました。

本屋時代にマンツーマンで一つ一つ教わることに慣れていた私にとって、そんな第一日目は何も知らないまま英語で接客をし、緊張している中ほとんどの作業が手探りであり、頭の回線がうまくつながらないまま、ハードに動いたのでとにかく疲れ果てました。

帰り道、重たい体で歩きながら、本当にこのペースでやっていけるのか不安になっていましたが、
その不安は行動で消していくしかないということを、本屋での最後の一年で学んだので、とにかく自分を奮い立たせました。

「ここに来たのは必然なんだから大丈夫。とにかく今日習ったことは確実にしよう!基盤が大切。」

と、メモしたことを帰宅してから全部Wordに編集して、自分でマニュアルを作りながら頭を整理し、翌朝までに疑問を残さないようにしていたので、最初の3日間ぐらいは寝る時間もあまり確保できませんでしたが、とにかく気合を入れてぶつかっていくんだと、苦手な朝もバシっとラジオ体操で体を目覚めさせて乗り切りました。

そんな忙しい毎朝に、ほんの数秒間だけ訪れる楽しみは、橋を越えたところにある交差点での信号待ち・・

この辺り一帯は昔ながらの町工場が多く、そんな作業場の一角には道路に面した小さな窓があり、まるでスクリーンのように中では小さな2匹たちが毎日もの思いにふけっているのです。

511.JPG初めて出勤する日の朝、こんな意外な場所にたたずむ彼らを見つけ、たまらずにシャッターを切りました。6月21日の、まだ梅雨のさなかのことでした。

以来、私の心の中で彼らは「ぷーちゃん」と呼ばれています。

最初の日の朝は、私が前を通りかかった瞬間に、窓に両足をかけながら寝ている相方をとびこえて私の指をおいかけたり元気な様子だったのですが、仕事が終わってふたたびその場所を通る時には、私とおんなじように、ぷーちゃんたちもぐったりとしていました。

長雨のつづく暗い空をうらめしそうに見つめ、前足が完全にのびきった状態で、重たい頭をのっけてねそべる姿がなんともいえませんでした。私も雨に濡れながら、半袖で汗をかいて仕事をしていたので仕事開始早々風邪をひいたりしましたが、気持ちが負けると、もっと辛くなるのがわかっていたので、明るい服装で出勤し、症状が悪化しないようケアを徹底しました。

翌朝も、そのまた翌朝もいつも眠たそうにうなだれていたぷーちゃんたちでしたが、私が仕事に慣れてきた最近では彼らもちゃんと活動しているように見えます(笑)おとといはしっぽだけ表にむけて寝てたなぁ・・

☆。.*・'゜'・

仕事では、レセプションにレジがないので物販や宿泊代金の受け渡しはすべて手計算、そして料金システムの説明から、クレームや問い合わせへの対応もすべて英語です。チェックアウトと同時に延泊を申し出られたり、急な日程の変更など状況が常に変わるので、その都度ルームのステータスをチェックしてアベイラブルを調整する作業はパズルのようでもあります。

接客や計算、そして複数の作業を同時にこなすこともすべて、本屋でたくさん訓練を積み重ねたおかげで、慌てそうになる自分を抑えて、一つ一つ確認しながら落ち着いてやる意識がきちんと働くようになりました。

わからない状態のまま現場に放り込まれたことで、最初に説明されたことの意味をよく考えながら状況を判断して素早く動く態勢が身についてきた気がします。

本屋で色々な人の動きをみて、学ばせていただいたことと、お一人お一人の先輩方からいただいた言葉が自分自身の感覚を養い、少しずつ良い方向に伸びていっているんだな・・ということを日々実感しています。


「どっちの道を選んでもそれはすべて自分につながっているのだから」



支店のオープニングからずっと一緒だった女性から、退職した際にいただいた言葉は今、心の中で深く響いています。

毎月1日には、その時期に東京で行われているイベントを調べてボードに書いていく作業もあります。
東京シティガイド検定も、ここで生きてくるんだなぁと思い、さらなる勉強のために東京メトロで毎月発行されているパンフレットを集めたり、自分がかつてお客様のために積んでいたLonely Planet Tokyo
やHiragana Timesなどを8Fの方々からいただいた図書カードで買ったりしました。

PAP_0051.JPGこれから半年後、一年後に自分がどれだけ成長できているか楽しみです。

世界各国の人が東京でよい思い出をつくれるように快適な環境や、有益な情報を提供するのが今の仕事なので、色々な人の旅話を聞きながら、自分自身の人生のスケールも少しずつ大きく、具体的に描いていこうと思います。
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HN:
沙り
年齢:
35
HP:
性別:
女性
誕生日:
1982/02/14
職業:
セレクトショップスタッフ
趣味:
ジョギング・写真      伝統芸能・祭・旅
自己紹介:
生後3ヶ月の頃
母に抱かれながら
生まれた喜びを
懸命に伝えようとする声

我が家で大切に
保管されている
カセットテープには
そんな私の
「言葉」と「人」への
純粋な思いが
残されています

交換留学先の
オーストラリア

高校演劇の稽古場と
体育館の舞台

留学生たちと語り合った
外語学院のカフェテリア

母国語とは何かを
教えてくれた
日本語教師養成学校

身を削りながら
学費を稼ぎ出した
グランドホテル

20代を語る
全ての背景となった
駅前の洋書売場

大好きな隅田川の
ずっと先にあった
浅草のゲストハウス

そして

旅人達のターミナル・・


気がつくと
その学び舎で得た事は
すべて
外国の方々の笑顔に
繋がっていました

日本語を学びたいと
心から願う人たちの為に
どんな形でも
教える場を設け
共に学んで行く事が
私の夢です

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