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先週は雨で風邪をひいてしまったので、「あしたこそは有意義な休日を過ごしたい」と、昨夜借りてきました。

コミカルな中にそれぞれの人生の悲哀や、勇気を呼び起こす姿や社会への皮肉なんかがさりげなく織り交ぜられていて、とても楽しみながら観ることができました。

海外映画によくありがちな、あからさまなハッピーエンドっていうんじゃなくて、音楽が流れるようにさりげなく終わっていくところがとてもよかったです。

空港で彼のところに集まってくる人たちが、みんなちょっとどこか滑稽で落語に登場するような長屋の連中を彷彿とさせました。

清掃員のグプタさんがリングを投げたり、皿を回し始めたあたりなんかも、まさに演芸場でみるような光景でした(笑)調べてみたところ、この役者さんはインドでは有名な曲芸師なのだそうです。

父親の病気のための薬の持込を禁じられ、理由がわからずに暴れだしたロシア人客の通訳を引き受けたビクターが、同胞のピンチを救うため「オヤジ」と「ヤギ」を聞き間違えたと、とんちで切り抜けるあたりも爽快でした。(動物の為の薬なら申請は不要だというのを入国審査の書類をみて知っていたんですね!)

ちなみにそのロシア人客を連行しようとする保安官に向かって叫んだ"goat"という言葉を辞書で調べると、「ヤギ」という意味の他に「愚か者」「下っぱの士官」という意味もあり、自分の昇進の為に規約に縛られて罪のない人間を拘束する保安局長代理への皮肉も入っていたんだと、気がつきました☆

クライマックスからエンディングにかけてしだいに明らかになっていく、ジャズへの切り口もさりげなくて、「本当に好きじゃないとなかなかああいう風には描けないよね」と、母と二人で感心しました。
誰もいない夜の空港で、勝手に壁の塗装を始めた時のBGMもよかったです。

母は元々映像を作る仕事に携わっていたので、オープニングタイトルから、とても興味をもってみていました。たしかにシーン展開にも、セリフにもリズムがあってよかったな(^-^)


空港からビクターを追い出すための作戦を考えた保安局長代理が、指示通りに動こうとしないビクターの奇妙な動向を注視した時のセリフ。

Just leaving, just leaving... Leave.. leave.
What are you doing? Why is he kneeling? Is he praying?

ここの「何してるんだ?何でひざまずいてるんだ?祈るのか?」というリズムがすごくおかしかった☆


そして、なぜ入国許可できないとわかっているのに、毎日やってくるのかと女性係員に尋ねられた時のビクターのセリフ。

Y..you have two stamp. One red, one green.
 
-So?

So, I have chance to go New York, 50-50.

一見不可能なことを成し遂げられる人というのは、物事をとてもシンプルにみているのだな・・と、思わせるようなセリフでした。


そして、空港で知り合った女性アメリアと書店で再会したときのこと。

大量の毒を煽って死に損ねたナポレオンは、実は目が悪いから薬のビンに書いてある字が見えなかったんじゃないか話をした後、アメリアが不実の恋にはまってしまった自分を嘆いた時のこのセリフ。

「ナポレオンと同じで悪い癖があるの。自分にとって毒になる男を次から次へと食べてしまうのよ」

「君はどこもヘンじゃない。ほんのちょっと遠視なんだよ」


この言葉には私も救われたなぁ(笑)


今回はこの3つを取り上げましたが、ディテールがよくできているので、全体的に飽きがこない、楽しい時間でした。ユーモアをベースにして友情やメッセージがさりげなく込められていると、力を抜いて見られるので、かえって心に残るものだなぁと思いました。


☆。.*・'゜'・

The Terminal

-PV-
http://www.youtube.com/watch?v=Xm1xrJD5aW8

-Official site-(空港内のバーチャルツアーもできます☆)
http://www.theterminal-themovie.com/reviews.html
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adb028b6.jpg 
 先日の日曜日、長い間お世話になった洋書売場の

 みなさんが、 私の送別会を開いてくださいました。

 



6年分の感謝を込めて、地元名物のもんじゃを焼かせていただきました。

香ばしい湯気といっしょに、みなさんの「わぁ・・」という声が広がった瞬間が、

もんじゃを焼いていて、一番幸せなときです。

在職中はとても心配をかけてしまったので、もう一度みんなで笑顔になれるように、

幹事のごみつさんに、「もんじゃ屋さんでやるのはいかがでしょうか?」と、提案しました。

快く引き受けてくださったごみつさん、本当にありがとうございました。


お店の方に私が地元の人間であることを話したら、「あらぁ~そうなの!」と、

目をまんまるくされて、「あら・・じゃあ、あの子知ってるかしらね?」と、

この店でバイトをしていた子のことや、

出身校の校章の由来など共通の話題で一気に盛り上がり、会が終わるまでの間、

女将さんも旦那さんもとても親切にしてくださいました。

2つぐらい焼き終わると、お店の方が鉄板についたコゲをきれいに取り除いて下さいます。

なんでこんなによく取れるのか、その先端の秘密をきいてみると、

「これは実は刀なんです」と、教えてくださいました。

他の店のより一回り大きく、そして鋭いもので、本当は「コゲとり」ではなく、

工場などで業者が専門道具として使われるようなものなのだそうです。

う~ん、また一つ勉強になったなぁ・・・!



お好み焼きの作り方にもお店の個性があって、とてもエンターテイメント性に優れていると感じました。

きっと外国の方も初めてみたら喜ぶんじゃないかな?

鉄板娘として、見ているだけではたまらず、「焼き方教えてください!」と、

はちまきの大将の顔を見上げたら、「いいですよ!」と、こころよくOKして下さいました。

その見事な焼きさばきに心をひかれ、思わず動画をとっちゃいました。

データは重くて今回アップできませんでしたが、参加したみなさんの目には、

しっかりと焼きついたことと思います。


IMG_0022.JPG









☆。.*・'゜'。.*・'゜'・・


終始笑顔のまま、もんじゃの会の幕が降りようとしていました。

すると、一人の私の名前を呼ぶ声をかわきりに、

みなさんがそれぞれプレゼントを差し出してくださり、

一人ひとりの直筆メッセージカードと、色とりどりの花束までいただきました。

最後に先輩が集合写真をとってくださり、幸せな瞬間が記録されました。

駅につくまでの道すがら、在職中に初めてペアを組んで仕事をし、

私が大迷惑をかけてしまった先輩が、新しい仕事について、色々話を聴いて下さいました。

私は同じ隅田川で繋がっている、その橋の向こうの外国人ゲストハウスについて説明をしました。

「そうか~、じゃあちょうど趣味と実益をかねているんだね~!よかったね~。よく見つけたね~☆」

と、優しく笑って一緒に喜んでくださいました。とってもうれしかったです。

☆。.*・'゜'・

両手一杯の幸せを抱えて、駅の階段を下りていくみなさんを見送りました。

最高に満ち足りた気分で家路につき、

先に横になっていた母のかたわらで、いただいたメッセージを読み上げると、

あの店のみなさんが私を大切にしてくださっていた事を知り、とてもうれしそうでした。

みなさんには、いい香りのするティーやクッキー、リラクゼーショングッズをたくさんいただきました。

何よりのねぎらいであり、心強いエールでした。みなさん、本当にありがとうございました☆

みなさんと一緒に学ばせていただいた事を大切に、次のステージの幕をあけたいと思います。


SH350017.jpg


面接会場までの行き方を確認するため、今日は日本橋・馬喰町まで出向いてきました。

馬喰横山の辺りは昔、呉服問屋が軒を連ねていたようで、その歴史は今でも色濃く残っており、歩いていてもなかなかおもしろいものでした。タオル専門店とか、下着専門店とか、とにかく品数が豊富で安かったなぁ。

なんでも、江戸時代には馬喰町には「かごや」や宿が多くあったそうで、その周りに呉服問屋紙問屋など、あらゆる商売人がこぞって店をだしました。

やがて地方から江戸にやってきた商人たちの間では、「馬喰で泊まって、じっくり品を選ぶ」という構造ができあがっていたようです。

昔、スーツの販売をしていた父も、「よく日本橋にはいったなぁ・・」と、母に話していたようです。

以前、書店で私が勤め始めたとき、研修で初めて見たブックカバーは、父が会社の帰りによく手にしていたものでしたが、今回もまた何か不思議なつながりがあり、応援してくれているんだなと感じました。


そんな町の一角に、『シモジマ』というお店が建っています。

店内装飾品から包装資材、事務用品、OAサプライ・・とにかくなんでもござれのすごい店☆
エアパッキンもでっかいロールごと売ってます。店舗運営に必要なものはここですべて揃います。

気になって調べてみると、なんとその歴史は大正時代!包装資材問屋として創業したお店でした。

なるほど、だからあの品揃え・・意外な事実に、なんだか楽しくなりました。

実は本屋でのアルバイト時代に、おすすめ本のPOPを作る材料を買い集めるため、先輩のくりすけさんにお願いして、このシモジマの浅草橋本店に連れて行っていただいたことがありました。

馬喰町にきてみて、初めてこの界隈に支店があることを知り、久しぶりに入ってみました。
支店はいえどやはり品数は豊富で、一緒にいた母も静かに喜んでいる様子でした。
海外の友達に毎年贈り物をするので、ラッピングに必要なものもここで全てそろうことがわかりました!

そして、フロアガイドを見ていると、地下1階になんと『ラミネーター』の文字が・・!

フィルムに熱をかけて挟むと、好きな写真をパウチしたりできるアレです☆

以前、書店でPOPを作る時にも、紙に書くだけだとすぐに傷んで長期のディスプレイには向かないので、家庭用の小さいラミネーターがあればいいなと思っていました。

これからのお仕事でも、もしかしたら使うことがあるかもしれないので、いくらぐらいで売られているのか見てみると、なんと3000円代で買えるようでした!軽量だし、場所もとらず、そんなに悪くないなと思いました。

なぜ、こんなにラミネーターについて、アツく語るかと申しますと、実はワタクシ20歳の時に、ラミネートの製造業で働いていたのです。

もんじゃ屋さんのメニューは鉄板の横にあるので、ところどころフィルムがとけて変形しています。

ああいったお店のメニューに使用するには最低でも100μ(ミクロン)以上のフィルムを使わないとだめだと思います。その下では80μというのがあり、キレイに折りたためる薄さなので、レストランなどではよく使用されています。

しかし、もんじゃ屋さんなど熱気が多いところでは耐久性がどうしても必要になってくるので、150以上あってもいいんじゃないかな。(ちなみに一級もんじゃ焼き士になるには、こういった予備知識も必要です☆笑)


・・な~んて、私のキャラクターと「製造業」・・・恐らくピンと来ない方が多いのではないでしょうか。

たしかに、文系育ちの私にとってはそれまでまったく馴染みのない世界だったので、気質とは合わず、続けていくのは非常に困難でした。

でも「物を売る」ということの仕組みを、初めて知ることができたのはその会社のおかげでした。
手みじかに商品をPRするポイントや間、駆け引きのタイミングなどを肌で感じました。

そういった世界を少しのぞいていたので、書店でも取引について理解を助けたり、買おうかどうか迷っているお客様にうまくアプローチができたのだろうと思います。

たしか、当時の注文書にも「シモジマ」という名前があったような気がします。

ラミネーターは、よくお弁当屋さんの店先などで見かける「幟旗」を作れるような大型のものから、ハンディサイズのいわゆる「パウチっこ」と呼ばれるような小さなものまで様々です。

私がいた部署ではその後者を担当していました。都内の様々な商店に電話をかけ、中型のラミネーターと、ラミネートフィルムの新規取引先を開拓するのが、私の仕事でした。

まだ世の中に出たばかりの私にとっては、わからない事だらけで、慣れるまでに非常に時間がかかりました。仕事と家庭で同時に大変な事が重なり、そのあと鬱状態になってしまったので、その当時の事を「思い出すのは辛い」と、ずっと思っていたのです。

でも今、転職に向けての書類を作成するために、これまでの職務経歴を振り返って綴る時間のなかで、私は気づくことができました。

たとえ、そういった場所で思うような活躍ができなかったとしても、自分が当時そこでどれだけ懸命に努め、必死で世の中を見ようとしてきたか。そして、その結果、多くを学び、知らず知らずこんなにもたくさんのことが身についていたんだということに・・・

そんな時間があったあとなので、今日はそのお店で久しぶりの対面をしたようで、とてもうれしい気持ちになりました。



7年経った今、あの頃のすべてにようやく心から「ありがとう」と思えました。




☆。.*・'゜'・。.*・'゜'

【Links】


古今・お江戸日本橋 日本橋”町”物語
www.nihonbashi.gr.jp/history/index.html 
クリックすると、町ごとの歴史がわかります。


シモジマ
www.shimojima.co.jp/products/index.html
 面陳やポップのための什器も豊富です!
 

ごぶさたしております。

雨の季節になりましたね。

でも私の気持ちは晴れやかです。



今年みた初夢は、少しずつ正夢になりつつあります。




あと少しで 「行きたかった世界」 と 「自分自身」 が つながりそうな感じがします。



☆。.*・'゜'・。.


挑戦してみたい資格がいくつか見つかりました。

それを日々の目標にしながら、今は好きな語学の勉強に打ち込んでいます。


初めて習った英語の歌を、本物そっくりに発音できるまで

気がつくと、なんどもなんども夢中で歌っていた中学生の頃のように・・・


☆。.*・'゜'・


心もからだも、いつも健全でいられるように

生活にも、いくつか変化をとりいれました。

自分の体に必要な栄養をかきだして、毎日欠かさず摂取したり

デスクや、クローゼットや、キッチンを整理したり。

コンディションや身の回りの環境を整える心がけが

本当に大切なんだと気づけた時間でした。


生活を上手に管理して、語学力や専門知識を生活の糧にできるように、

世の中の動きを把握しながら、必要なことを積み重ねて着実に力をつけていきたいです。


☆。.*・'゜'・


本当に好きなことを形にしていける自分になるには

いちいち腹を立ててばかりいられない。

傷ついてばかりいられない。

疲れてばかりいられない。

夢の大きさに比べたら、それらはすべて小さなこと。


好むと好まざるとに関わらず、それが「今日」という一日。

思うようにはいってなくても、本当はすべてうまくいっている。

感情にとらわれすぎず、ただその光を見つけてあげればいいだけ。


五体満足で、仕事があって、仲間がいて、家族もいる。

それがどんなに幸せなことか、私はようやく実感できました。



なんか気分が冴えない時は自転車こいで忘れます。

心地いい風のなかで、知らない町を追いかけていると

自分の中でいろんな可能性が広がっていく気がするんです。

それでリフレッシュできたら、また思いっきりやればいい。

疲れたらひとやすみして、またやれるとこまでやればいい。



「今日はここまでやりたい」 という範囲を設定をして日々机に向かっていますが

あんまり芳しくない状態の時の自分には

あったかい飲み物とか、ベランダから見下ろす景色とか

何かリセットの材料を与えながらやっています。




ふたたび新しい世界へいって、仕事を進めていくうちにまた思いがけない事があっても、

それが私にとっての「今」であるということ。

わからなければ一旦冷静になって確認し、また次にやるべき事を見出していく。

そのことの大切さを、私はあの店で学ぶ事ができました。

あの場所で出会ったお一人、お一人への感謝は

これからも決して忘れることはありません。

本当にありがとうございました。

今、つかめてきているこの感覚を忘れずにやっていきたいと思います。





苦しいときほど ただシンプルに




自分をもっと




心地よい時間のなかへ




一番好きな世界のなかへ












 

090415_1745~01.jpg  










泣きながら見上げた空 一生忘れません

闇の向こうに広がる 沈みゆく陽の光 

雲が描き出す模様

水面に映し出されたもののすべて







 
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HN:
沙り
年齢:
42
HP:
性別:
女性
誕生日:
1982/02/14
職業:
セレクトショップスタッフ
趣味:
ジョギング・写真      伝統芸能・祭・旅
自己紹介:
生後3ヶ月の頃
母に抱かれながら
生まれた喜びを
懸命に伝えようとする声

我が家で大切に
保管されている
カセットテープには
そんな私の
「言葉」と「人」への
純粋な思いが
残されています

交換留学先の
オーストラリア

高校演劇の稽古場と
体育館の舞台

留学生たちと語り合った
外語学院のカフェテリア

母国語とは何かを
教えてくれた
日本語教師養成学校

身を削りながら
学費を稼ぎ出した
グランドホテル

20代を語る
全ての背景となった
駅前の洋書売場

大好きな隅田川の
ずっと先にあった
浅草のゲストハウス

そして

旅人達のターミナル・・


気がつくと
その学び舎で得た事は
すべて
外国の方々の笑顔に
繋がっていました

日本語を学びたいと
心から願う人たちの為に
どんな形でも
教える場を設け
共に学んで行く事が
私の夢です

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